ソラと私と記憶の欠片*
「リュッナちゃーん♪起きてくださーい。アイリと遊ぼーよー」
ふかふかの ベッド。
掛け布団を頭まですっぽり被り、あくまでも起きるつもりは無いらしい。
「...んっ......むぃ、むぅうー」
もう一度 潜り直し、シャットアウト。
「まだ、早いよぉ...」
バンッ
勢い良く扉が開き。
「何時だと思ってんだ!」
「...まだ、朝だもんっ、早い」
外は、うっすら暗く。
星が姿を表し始めていた。
「...あのな、」
「うるひゃい!猫は夜型なんだッゆえにまだ起きない。日が暮れてから起こしてぇ」