ソラと私と記憶の欠片*

いつもの、フワフワのドレスではなく シンプル。

裾にファーが付いた、白いポンチョ。黒いバルーンスカート。一般的な服装。

そこに居るのは、世界の全てを背負った姫では無く。

ただの小さな女の子。



「あたし、観覧車好きなんだ」

「つまんなくね?あんなゆっくり動くの。」

俺は退屈過ぎて、嫌いだ。もっと絶叫系のが好き。
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