ソラと私と記憶の欠片*





○●○●○

の の ののの______...


体育座りをし、指でにひたすら。

ののの の、と書いている人影がひとつ。


赤ワイン色のドレス。
キャラメルを思わせる、甘い色の髪を、高い位置で 2つに結んでいる。
普段なら、エメラルドの様にキラキラ 光輝いている瞳も、今は光を無くし

ずーん... と沈んでいた。


「本当は、アイリだって...アイリだって!行きたかったんだからぁあ」

ガバッと立ち上がり叫んだ。

「アイリだけ、お家でお留守番なんてぇー」
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