ソラと私と記憶の欠片*


...気配を感た。

リュナちゃん、じゃないよね?


ゆっくりと 後ろを振り返る。



! なんで、そんな...


動揺を隠し

「そこの、お兄ぃーちゃん...何やってるの?」

もちろん ココでさす、お兄ちゃんは ソラではない。



「さすがだな、アイリ・クロナール」

見た目は、ソラやルナンと同じ 17、8。

髪の色は、夜空に浮かぶ、忘れられてしまった星の様な色をしている。


「あんたは...」

名はラフ。ただのラフ。
クロナール本家でも、モルフィード本家でもない。
ただの
「狼...同、族」


ニヤっと笑い

「そんな連れない顔すんなよ、アイリ」
< 76 / 123 >

この作品をシェア

pagetop