ソラと私と記憶の欠片*


驚愕 絶句


うまく声が出せない、喉が張り付く。口がうまく動かなくて、呂律が回らない...


「コノままじゃ、同じになる___、アノ時と同じ、に」



刹那 ルナンは、ソラを突き飛ばしていた。


ビィッと服の繊維が避ける音。



アノ時と______...


「ぁっあっ....嫌ぁぁぁあああ、 うぁ_______あ!!!」


叫んだ、声帯が壊れるほど、体全体から悲鳴を上げた。

その悲痛な叫びは、大地を揺らし 遠く 遠くこだまして、人間たちの聴力を奪った。



理由の無い涙、私がココに居る理由すら忘れてしまっていた。

そう...私の役目は

私たちは....




駄目ぇえ____!!



何処か遠くて、アイリの声が聞こえた気がした。
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