ソラと私と記憶の欠片*


「お前、いったいどのツラして、ルナンの側に居るわけ?
世界を2つに分けるアノ争いの時...てめぇは クロナール側に付いた」

風の王者と地の王者の戦い、地の王を奉るクロナール家は無論 その側に付いた。


そう...
ただ1人を除いては


「好きな女一つ、守れねぇくせに」

風の王を奉る モルフィード家の 姫だったルナンは、攻撃の格好の的になっていたのだ。

俺と同じように、ルナンを愛した男...かつての名を ラフ・クロナールと言う。

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