プラチナ学園
持ってくるとか言ったけど明日までに見つからなかったらどうしよう。

居残りはきついんだよな。

明日、久しぶりに妹と遊ぶ約束したしなぁ。

そんなことばっかり考えていたから授業なんか全く聞いていなかった。

~次の日~

はぁ~今日も上履きなかったらどうしよう。

マンガとかだと教科書に落書きとかあるみたいだけどここお金持ち学園だけあっていろいろ高いんだよなぁ~

最初は無償で配られたけどさ。

「ありますよーに!」

あたしは一人でそう声を出してから下駄箱をのぞいた時、

姫と莉衣に声をかけられた。

「おはよう乃依。上履きあった?」

「おはよう姫、莉衣。見た感じは無いんだよねぇ~」

「じゃあ先生に事情を話して特別Okにしてもらうか。」

「そんなことできるの?姫。」

「普通は校則がゆるい代わりに規則は守ることがこの学校の暗黙のルールなんだけど、今回は事情が事情だし、それにウチは生徒会入ってるから多少の融通がきくんだよねぇ~」

でもそれ権力使い過ぎてる気がする。

でも助けてくれてるし、今回の事は姫莉衣に任せよう。
< 27 / 58 >

この作品をシェア

pagetop