プラチナ学園
そして待つこと10分

「ちょ。乃依も大貴も置いて行かないでよ!」

「ごめんね」

「そんなことどうでもいいから早く行こっ。坂江さ~ん車出して~。」

運転手さん坂江さんっていうんだ。

まぁべつに関係ないんだけど。

「かしこまりました。大貴様。いったいどちらえへ行かれるのですか?」

「姫ん家。」

「かしこまりました。」

そうしてやっと車が走り出した。

「そういや乃依って姫の家行ったことあるの?」

「ないけど。」

「だったら覚悟しときなよ。姫は学園一でもいいくらいの金持ちだからね。家はかなりでかいし、たまにclover事務所の芸能人がいるからね。」

家に芸能人がいるのはすごいなぁ。

「あと、メイドさんと執事さんがたくさんいるよね。」

「メイド!?執事!?そんなのマンガやドラマだけの世界じゃないの?」

「そんなことはないよ。たぶん全員の家に何十人かはいるんじゃない?」

さらっと言った隼人もあり得ませんが、『当り前でしょ』みたいな顔で見てる、莉衣、侑、大貴もやっぱりあたしとは世界が違うんだなぁと思うよ。

< 37 / 58 >

この作品をシェア

pagetop