バツ1子持ち、それでも大好きだよ先生《夕顔の恋の行方》
国分君が将一を見た。




『夕顔ちゃんには俺がいますから、君は安心して彼女といればいいですよ。



君がそんな態度なら丁度いいや、夕顔ちゃんは俺が貰います。』




私は国分君に抱き抱えられるようにして、将一のそばを離れた。




将一が一瞬手を伸ばし私に触れようとすると、




「将一行きましょ。」




彼女が強引に将一の腕を引っ張った。




将一の手が私に届く事はなかった。




私たちもう終わりなの?




国分君に引かれる手が痛かった。




将一の気持ちが知りたい。



将一は何を考えているの?



私たちはもう終わり?




この4年間は何だったのだろう。








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