バツ1子持ち、それでも大好きだよ先生《夕顔の恋の行方》
『我が儘な夕顔も可愛いけど、夕顔にも話して置きたい事があるんだ。



丁度いい機会だから、俺の家族の事話そうと思う。』



将一の家族の事は、将一が聞いてほしくないみたいだったから、聞けなかった。




「将一、無理に話さなくていいからね。」




『大丈夫だよ、夕顔聞いてほしいんだ。』




分かったよ将一。




『俺の親父は大学の教授、愛人がいてそこで生活してる。



多分の腹違いの弟がいると思う、会った事はない。




母親は教育委員会の委員長で、よくテレビとか出て偉そうに話してるよ。



後5才上の兄がいるけど、家を出て今何処にいるか分からない。



俺はマンションで独り暮らし、お手伝いさんが来て、掃除とか食事の世話してくれてる。



家族揃って食事をした事はないよ。



母親もほとんど家に帰ってこないからね。



小さい頃からずっと一人ぼっちだったよ。



だから俺は、両親に反発して荒れた。



せめてもの両親に対する抵抗だったんだ。』









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