バツ1子持ち、それでも大好きだよ先生《夕顔の恋の行方》
この事だけは絶対夕顔に知られたくなかった。




その時携帯がなった。




親父からだ、俺は携帯を持ちみんながいるリビングから出た。




え、今日?




親父が今日、俺の許嫁を家に連れて来ると言う内容だった。




仕方ない会って断るしかない。




この時の俺は、まさか許嫁があの女だったなんて思わなかった。




そう俺が初めて遊びで抱いた女、大石愛奈。




俺より2才年上の女。




中1の夏、友達と一緒にいった海で愛奈に逆ナンされた。




まだ、女を抱いた事のない俺に1から教えてくれた女。




俺は愛奈に溺れていった。



夕顔には絶対知られたくなかった俺の過去。




もうこの時の俺は、この蟻地獄から抜け出せなくなっていたのかも知れない。








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