Anniversary.
いっくんはいつも言ってくれる。
“――― ゆっくりでいい”
“――― 少しずつ意識してくれればいい”
いっくんは、あたしを絶対に急がせない。
あたしのペースに合わせてくれる。
本当なら、いっくんは自分のペースに乗せたいと思うのに……。
「まお、どうした? ずーっと俺なんて見て」
「いっくんって……。 かっこいいね」
「それはどーもっ」
「…… 優しいし」
「何が言いたいんだよっ」
「言いたかっただけ」
今は、こうやって。
いっくんの隣にいることが幸せなのかも。
これから先……。
毎日いっくんと過ごしていくと、あたしは本気でいっくんを好きになる。
今だって……。
隣にいるだけで、胸が早く打ち付けている。
それは、まるで……。
メロディーを奏でているよう。
“――― ゆっくりでいい”
“――― 少しずつ意識してくれればいい”
いっくんは、あたしを絶対に急がせない。
あたしのペースに合わせてくれる。
本当なら、いっくんは自分のペースに乗せたいと思うのに……。
「まお、どうした? ずーっと俺なんて見て」
「いっくんって……。 かっこいいね」
「それはどーもっ」
「…… 優しいし」
「何が言いたいんだよっ」
「言いたかっただけ」
今は、こうやって。
いっくんの隣にいることが幸せなのかも。
これから先……。
毎日いっくんと過ごしていくと、あたしは本気でいっくんを好きになる。
今だって……。
隣にいるだけで、胸が早く打ち付けている。
それは、まるで……。
メロディーを奏でているよう。