Anniversary.
興味を示さないいっくんはシカトして……。
「きれいでしょ?」
優ちゃんと陽太くんに見せた。
「案外きれいに撮れたんだね」
「でしょー、スゴいでしょ」
「スゴいよ、まおちゃん。 樹、見ろよ…… これ、きれいだぞ」
陽太くん、いっくんになんて教えなくたっていいよ!
どーせ、いっくんは興味なんてないんだから。
「ん…… 写真? 興味無し」
ほら、やっぱり興味を示さない。
「“見せて”って言っても見せてあげないからね」
ふんだ、絶対みせてなんてあげない。
あーあ、こんなにきれいなのに…… もったいないな。
「まお、それあたしのケータイに送って」
「あっ、俺にも」
そうだよね。
海も青くて、空も澄んでいて。
待ち受けにしたくなるよね。
あたしなんてもう待ち受けになっている。
「きれいでしょ?」
優ちゃんと陽太くんに見せた。
「案外きれいに撮れたんだね」
「でしょー、スゴいでしょ」
「スゴいよ、まおちゃん。 樹、見ろよ…… これ、きれいだぞ」
陽太くん、いっくんになんて教えなくたっていいよ!
どーせ、いっくんは興味なんてないんだから。
「ん…… 写真? 興味無し」
ほら、やっぱり興味を示さない。
「“見せて”って言っても見せてあげないからね」
ふんだ、絶対みせてなんてあげない。
あーあ、こんなにきれいなのに…… もったいないな。
「まお、それあたしのケータイに送って」
「あっ、俺にも」
そうだよね。
海も青くて、空も澄んでいて。
待ち受けにしたくなるよね。
あたしなんてもう待ち受けになっている。