Anniversary.
だって……。 いっくんの気持ちを知っていながらも、こんな事を言えないよ。
言ったらさ…… なんか、悪いような気がするんだもん。
「どうして? 言ってみたらいいじゃん」
そんな簡単なことじゃ無いよ。
いっくんに言うんだよ?
『近付くのが怖い……』
いっくんだってあたしと同じ気持ちだったって言うのも知っている。
「前田くんなら、まおちゃんの今の気持ち。 わかってくれるはずだよ?」
「そうかなー?」
わかってくれる? 本当にいっくんはわかってくれる?
今、この気持ち。
「リカちゃーん」
バタリとベットに倒れた。
白い天井が、目に映る。
「なーに?」
「あたし…… 本当に、いっくんは嫌いじゃないの」
そう。 嫌いじゃない。
嫌いでは無い。
どちらかと言ったら……。
言ったらさ…… なんか、悪いような気がするんだもん。
「どうして? 言ってみたらいいじゃん」
そんな簡単なことじゃ無いよ。
いっくんに言うんだよ?
『近付くのが怖い……』
いっくんだってあたしと同じ気持ちだったって言うのも知っている。
「前田くんなら、まおちゃんの今の気持ち。 わかってくれるはずだよ?」
「そうかなー?」
わかってくれる? 本当にいっくんはわかってくれる?
今、この気持ち。
「リカちゃーん」
バタリとベットに倒れた。
白い天井が、目に映る。
「なーに?」
「あたし…… 本当に、いっくんは嫌いじゃないの」
そう。 嫌いじゃない。
嫌いでは無い。
どちらかと言ったら……。