Anniversary.
いつも余裕でいて。 完璧ないっくんが、あたしを抱きしめくらいで緊張とか……。
「えへへ」
「……… 笑うなよ」
バツの悪そうな声が聞こえたけど……。ギューっと強く抱き着いた。
こんないっくんを知っているのって、あたしくらいなんだろうな。
いっくんに片想いしている子には、悪いけど……。
「ずっと、側にいて」
あたしを見捨てないで。
あたしに嫌気をささないで。
「当たり前。 離れる方が、無理だ。
………だからな、まお。
ゆっくり、まおの気持ちを育ていこうな」
あたしのペースに合わせてくれる。
今はいっくんへの気持ちをゆっくり育てている大切な時間。
少しずつ知る、いっくんをあたしは“好き”になる。
「まおさ……」
「ん?」
少し、緩くなったから、顔を上げた。
「えへへ」
「……… 笑うなよ」
バツの悪そうな声が聞こえたけど……。ギューっと強く抱き着いた。
こんないっくんを知っているのって、あたしくらいなんだろうな。
いっくんに片想いしている子には、悪いけど……。
「ずっと、側にいて」
あたしを見捨てないで。
あたしに嫌気をささないで。
「当たり前。 離れる方が、無理だ。
………だからな、まお。
ゆっくり、まおの気持ちを育ていこうな」
あたしのペースに合わせてくれる。
今はいっくんへの気持ちをゆっくり育てている大切な時間。
少しずつ知る、いっくんをあたしは“好き”になる。
「まおさ……」
「ん?」
少し、緩くなったから、顔を上げた。