Anniversary.
だって、まおが悪いんだ。
『ギューってしていい?』
こんなこと。 普段は言わないくせに急にこんなことを言い出すんだぞ?
それも、陽太が近くにいるのに。
陽太が近くにいなかったらすぐにでも抱きしめてやった。
そもそも、まおが俺達の部屋に来た時点で“何かあったのか?” って思ったんだ。
「樹もまおちゃんの為に“ケーキ買う”って言い出したから愛川たちが乗って。 まおちゃんが喜んで良かったな」
言い出したのは俺だけど。
「愛川と友川が協力してくれたからだ」
あの二人がいなかったらまおにはバレていたな。
そして。
この一年、愛川と友川がいたからまおが教室で頑張る事が出来たんだ。
友達が側にいて、まおがどれ程助けられていたのか…… いつも見ていたから、ちゃんと知っている。
まお自身。 耳が聞こえなくなって、回りとのコミュニケーションも頑張って取っていた。
『ギューってしていい?』
こんなこと。 普段は言わないくせに急にこんなことを言い出すんだぞ?
それも、陽太が近くにいるのに。
陽太が近くにいなかったらすぐにでも抱きしめてやった。
そもそも、まおが俺達の部屋に来た時点で“何かあったのか?” って思ったんだ。
「樹もまおちゃんの為に“ケーキ買う”って言い出したから愛川たちが乗って。 まおちゃんが喜んで良かったな」
言い出したのは俺だけど。
「愛川と友川が協力してくれたからだ」
あの二人がいなかったらまおにはバレていたな。
そして。
この一年、愛川と友川がいたからまおが教室で頑張る事が出来たんだ。
友達が側にいて、まおがどれ程助けられていたのか…… いつも見ていたから、ちゃんと知っている。
まお自身。 耳が聞こえなくなって、回りとのコミュニケーションも頑張って取っていた。