見事に、振られました。
ぶーぶー文句言いながら、コタツから上半身を出し、湯呑みを両手で包む。
温かい。
ほっこりする。
一口飲んだら、体の中からぽかぽかした。
でもすぐに喉元から冷えていった。
それが嫌でもう一口もう一口……空っぽだった。
物欲しそうに視線を投げたら、よこせと左手を出された。
すぐにまたお茶が注がれて、渡してくれた。
緑色が揺れていた。
「私、うざったい?」
「……ガキだとは思う」
「失礼だな」
「うざったいと思ってないだけ、そいつよりはマシだろ」
「……私、ガキじゃないもん」
「“もん”をつけてる以上ガキだよ」
人の揚げ足取りやがって。
温かい。
ほっこりする。
一口飲んだら、体の中からぽかぽかした。
でもすぐに喉元から冷えていった。
それが嫌でもう一口もう一口……空っぽだった。
物欲しそうに視線を投げたら、よこせと左手を出された。
すぐにまたお茶が注がれて、渡してくれた。
緑色が揺れていた。
「私、うざったい?」
「……ガキだとは思う」
「失礼だな」
「うざったいと思ってないだけ、そいつよりはマシだろ」
「……私、ガキじゃないもん」
「“もん”をつけてる以上ガキだよ」
人の揚げ足取りやがって。