今でもあなたを愛してる
「すみません…。少し考える時間をいただけませんか?」
「大丈夫だよ。ゆっくり考えな。」
菅原先輩は優しく微笑んで頷いてくれた。
――――――――――――
3日後の放課後
答えの決まった美咲はある人の元へ向かった。
それは…
「菅谷くん。」
「…決まった?」
「うん。………ごめんなさい。私軽音部に入ろうと思って…。誘ってくれて凄く嬉しかったし、私なんかの話まで聞いてくれて…。また野球に関われるんだと思って…。でも、軽音部にも誘われて…凄く迷ったの。だから――――」
「美咲…。」
「っ!!」
「それなら問題ねぇよ!!」
「…………えっ?」