~your Love story~

「ちょっと怖かった…… 」


まだ少し手が震えてる。

すると、突然パシッと手首を掴まれた。


「手、パーにして 」


言われるままに、ゆっくりと指を広げる。

な、何……?

そっと私の手のひらが、彼の胸へと触れた。


「俺も、まだドキドキしてる 」


彼の心臓の鼓動が伝わってくる。

彼の音に合わせるように、私の鼓動も脈を打つ。




《13へ》

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