~your Love story~
おばさんに「ただいま」の挨拶をして上へ上がり、バタンとドアを閉める。
立ったままもたれかかると、そのままその場にしゃがみ込んだ。
「最近、おかしい 」
彼の事を考えると、胸がドキドキして熱い。
これって、恋なのかな。
でも、これが“好き”という感情なのか分からない。
下へ降りて行くと、オムライスとパンプキンスープを作ってくれていた。
椅子に座りスプーンを動かしながら、ぼっとおばさんを見た。
「好きって、どんな時に感じるんだろう 」
気付いたら、そんな事を問いかけていた。
《24へ》