~your Love story~

すごくいい人だし、一緒にいて楽しい。

両方とも好きだけど……


真剣に私を見つめる2人。


「どっちか選ぶなんて……どうしたらいいか分かんないけど…… 」


蚊のなくような声で言うと、一歩足を踏み出して、浅香くんの腕を掴んだ。


「浅香くんの事、もっと知りたい。もっと一緒にいたい 」


みんなの前で、ギュッと私を抱き締める。


今は、人の目なんて気にならなかった。

ただ胸がいっぱいで、何も言葉にならなかった。


私は黙ったまま、浅香くんの腕の中に抱かれていた。



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