~your Love story~

すごくいい人だし、一緒にいて楽しい。

両方とも好きだけど……


真剣に私を見つめる2人。


「どっちか選ぶなんて……どうしたらいいか分かんないけど…… 」


小さく言葉を濁らせると、足を踏み出して奏祐くんのブレザーの袖を掴んだ。


「いつもほっとけなくて、傍にいたいって思う。もう、喧嘩もして欲しくないよ…… 」


瞳をうるうるさせると、奏祐くんは首に腕を回してギュッと頭を引き寄せた。


「もう、喧嘩はしない。ずっと傍にいるよ 」


奏祐くん……///


背中に手を回して、ギュッと胸に抱き着くと、「好きだよ」と耳元で囁いてくれた。




《63へ》

< 55 / 65 >

この作品をシェア

pagetop