~your Love story~
すごくいい人だし、一緒にいて楽しい。
両方とも好きだけど……
真剣に私を見つめる2人。
「どっちか選ぶなんて……どうしたらいいか分かんないけど…… 」
小さく言葉を濁らせると、足を踏み出して奏祐くんのブレザーの袖を掴んだ。
「いつもほっとけなくて、傍にいたいって思う。もう、喧嘩もして欲しくないよ…… 」
瞳をうるうるさせると、奏祐くんは首に腕を回してギュッと頭を引き寄せた。
「もう、喧嘩はしない。ずっと傍にいるよ 」
奏祐くん……///
背中に手を回して、ギュッと胸に抱き着くと、「好きだよ」と耳元で囁いてくれた。
《63へ》