ティアラ2
……数時間後。
「あれ絶対、美和ちゃんでしょ」
「やっぱお前もそう思う?」
「あぁ。あの子、普段から京香に対してきついじゃん」
「女の嫉妬って怖ぇぇ」
「ていうか、美和ちゃんってちょっと、コレだよね」
やな人間っているよね。普段はニコニコ愛想がよくても、影では何を言ってるかわからない。
「……」
通路の壁に隠れて、男子トイレから出てきたふたりを睨む。
「テング呼ばわりか」
グーにした片手を鼻先に置く、沢木くん。竹下くんも別人かと思うくらいの豹変ぶり。
ふたりとも、最初はあんなにちやほやしてくれたのに……ほんとあり得ない。
「あれ絶対、美和ちゃんでしょ」
「やっぱお前もそう思う?」
「あぁ。あの子、普段から京香に対してきついじゃん」
「女の嫉妬って怖ぇぇ」
「ていうか、美和ちゃんってちょっと、コレだよね」
やな人間っているよね。普段はニコニコ愛想がよくても、影では何を言ってるかわからない。
「……」
通路の壁に隠れて、男子トイレから出てきたふたりを睨む。
「テング呼ばわりか」
グーにした片手を鼻先に置く、沢木くん。竹下くんも別人かと思うくらいの豹変ぶり。
ふたりとも、最初はあんなにちやほやしてくれたのに……ほんとあり得ない。