ティアラ2
「え?」
きょとんとした顔。クリッとした丸い瞳にイライラした。
“お手洗いに行ってたの”
そういえば昨日、あたしが休憩から戻ったとき……この人はフロアにいなかった。
「ロッカーの中の……エプロンに挟んでたのは何ですか?」
ケイレンしたみたいに顔がひきつる。
……こいつだ。
絶対、こいつがやったんだ。
問いかけても、彼女は閉めた扉に手を置いたまま、まばたきだけをしていた。
「見せてくださいよ」
……この女、許さないっ!
詰め寄ると、彼女は思い出したかのように両手を合わせ「ああ」と微笑んだ。
きょとんとした顔。クリッとした丸い瞳にイライラした。
“お手洗いに行ってたの”
そういえば昨日、あたしが休憩から戻ったとき……この人はフロアにいなかった。
「ロッカーの中の……エプロンに挟んでたのは何ですか?」
ケイレンしたみたいに顔がひきつる。
……こいつだ。
絶対、こいつがやったんだ。
問いかけても、彼女は閉めた扉に手を置いたまま、まばたきだけをしていた。
「見せてくださいよ」
……この女、許さないっ!
詰め寄ると、彼女は思い出したかのように両手を合わせ「ああ」と微笑んだ。