ティアラ2
篤紀の口からこぼれたのは……。
「醜いよ、いまのお前」
冗談だと思いたいくらい、ひどい言葉。
「こんなこと言いたくないけど、お前……もう辞めたほうがいいよ。ちょうど1ヶ月だろ? ……お前がここにきてから、俺ら、前よりケンカ増えたじゃん」
ここで働くと決めたとき、あたしは仲良く微笑み合う自分たちを想像してた。
「店長には俺から……」
「旅行は!?」
一緒に働いて、貯めたお金で旅行をして、いっぱい思い出を作って、これまで以上に仲良くなろうと思ってたのに。
「……金は俺が貯めるから」
実際は真逆。
いいことなんて何もなかった。
「醜いよ、いまのお前」
冗談だと思いたいくらい、ひどい言葉。
「こんなこと言いたくないけど、お前……もう辞めたほうがいいよ。ちょうど1ヶ月だろ? ……お前がここにきてから、俺ら、前よりケンカ増えたじゃん」
ここで働くと決めたとき、あたしは仲良く微笑み合う自分たちを想像してた。
「店長には俺から……」
「旅行は!?」
一緒に働いて、貯めたお金で旅行をして、いっぱい思い出を作って、これまで以上に仲良くなろうと思ってたのに。
「……金は俺が貯めるから」
実際は真逆。
いいことなんて何もなかった。