ティアラ2
「……バイトをサボって、買い物か?」
紙袋の中からあたしの顔へと、視線を移す彼。眼鏡の奥の、鋭い目が少し怖い。
けれどあたしは、その言葉にも苛立った。だから、同じように睨み返して……。
「関係ないって言ってるでしょ?」
挑発するかのようにあごを前へつき出す。
喧嘩上等!
自分が言ったことも忘れて、ただのサボりにするなんてムカつくし!
なんでそんな言い方されなきゃなんないわけ!? 辞めろって言ってきたのは、そっちじゃない!
「辞めてほしいんでしょ? だから帰ったの。あたしがいたら、あの女と仲良くできないもんね?」
あたしよりもあの女をかばった、篤紀。何を言っても、全然聞いてくれなかった。
紙袋の中からあたしの顔へと、視線を移す彼。眼鏡の奥の、鋭い目が少し怖い。
けれどあたしは、その言葉にも苛立った。だから、同じように睨み返して……。
「関係ないって言ってるでしょ?」
挑発するかのようにあごを前へつき出す。
喧嘩上等!
自分が言ったことも忘れて、ただのサボりにするなんてムカつくし!
なんでそんな言い方されなきゃなんないわけ!? 辞めろって言ってきたのは、そっちじゃない!
「辞めてほしいんでしょ? だから帰ったの。あたしがいたら、あの女と仲良くできないもんね?」
あたしよりもあの女をかばった、篤紀。何を言っても、全然聞いてくれなかった。