ティアラ2
その証拠に、透吾が黙ったとき、みんなは「え?」とかつぶやいて、きょとんとした表情になるの。彼は返事を求めていたのに。
その様子に苛立ったあたしは、自分でみんなに説明をした。
「モデルになろうと思うの」
長々と順序を追って話すより、パッと一言で言ったほうがいいと思った。案の定、あたしの言葉でみんなの目の色が変わった。
「なんでお姉ちゃんが? 林田エリカがやるんじゃ……」
いちばんに声を出したのは、美空。透吾はすぐさま、彼女に言う。
「その件はもう断っています。断るというか、最初から彼女とはそんな話をしていませんし、テレビが言ってることは間違っています」
その様子に苛立ったあたしは、自分でみんなに説明をした。
「モデルになろうと思うの」
長々と順序を追って話すより、パッと一言で言ったほうがいいと思った。案の定、あたしの言葉でみんなの目の色が変わった。
「なんでお姉ちゃんが? 林田エリカがやるんじゃ……」
いちばんに声を出したのは、美空。透吾はすぐさま、彼女に言う。
「その件はもう断っています。断るというか、最初から彼女とはそんな話をしていませんし、テレビが言ってることは間違っています」