ティアラ2

そしてその日から。

「今頃になって、俺に仕返しするつもり?」
「もちろん。必ず、あんたの泣き顔を見てやる」

バトルはまた始まったんだ。

といっても……。

「待って待って!! ちょ……本当にやめて!! 待ってってば!!」

「どうして、そんな危ないものを持ち歩いてるのよ!!」

「悔しーっ!!」

いつも篤紀のほうが何枚も上手で、あたしは何をやっても失敗ばかり。
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