ティアラ2

「お返し」

「……急に何もされなくなったら寂しいもんだな」

そんなの、どうでもよくなっていて。


「ヤキモチなんてやくなよ」
「やいてなんか……」

いつの間にか、好きになってた。


篤紀とつき合ったのは、1年半。

ラブラブな雰囲気にはめったにならないし、小さなことでよく喧嘩した。

でもそのたびに……。

「いちばんだよ」

「お前だけだって」

「んなことでいちいち不安になるな。いつも言ってるだろ?」
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