ティアラ2
賑やかな3人のお陰で、緊張感があった場は次第に和んでいく。
「……で、働いていたそのお店に、透吾がきたんですよ」
吉永さんと逢坂さんに、透吾と出逢った日のことを聞かれたアカネさん。
彼女の話を懐かしく思ったのだろう。
「確か……あれは接待だっけ?」
透吾も身を乗り出して、会話に参加してる。
「うん。なんか写真展の話をしてたはず。それでね、お連れさんが真剣に仕事の話をしてるのに、透吾はジィィッとあたしの顔を見つめるんですよ。それはもう、熱い視線で! なんですかぁって聞いたら……」
「ああ、思い出した。多分だけど俺、そのメイクは自分でやってるのか、って聞いたんだよな? 酔ってたから、あんまり覚えてねぇんだ……」
「うん。このひと何言ってんだろうって思いながら、そうですけどって答えたら……透吾、真面目な顔して……いまから俺の顔をメイクしてみてよって言ってきたんですよぉ!」
「……で、働いていたそのお店に、透吾がきたんですよ」
吉永さんと逢坂さんに、透吾と出逢った日のことを聞かれたアカネさん。
彼女の話を懐かしく思ったのだろう。
「確か……あれは接待だっけ?」
透吾も身を乗り出して、会話に参加してる。
「うん。なんか写真展の話をしてたはず。それでね、お連れさんが真剣に仕事の話をしてるのに、透吾はジィィッとあたしの顔を見つめるんですよ。それはもう、熱い視線で! なんですかぁって聞いたら……」
「ああ、思い出した。多分だけど俺、そのメイクは自分でやってるのか、って聞いたんだよな? 酔ってたから、あんまり覚えてねぇんだ……」
「うん。このひと何言ってんだろうって思いながら、そうですけどって答えたら……透吾、真面目な顔して……いまから俺の顔をメイクしてみてよって言ってきたんですよぉ!」