ティアラ2
洗面所へ向かう途中、あたしは昨夜のことを思い出していた。
月明かりにさえ顔を照らされたくなかったあたしは、布団にもぐって涙をこらえる。そしたら、いつの間にか寝ちゃってた。
透吾に体を揺すられ、目を覚ます。リビングへ向かったらエプロン姿のアカネさんが、テーブルまでカレーライスを運んでいた。
ゴロゴロとした大きな具。「男の料理じゃん」と呆れる透吾に、アカネさんは必死になって言い訳をしてた。そんなふたりをクスクス笑いながら、あたしは具をスプーンで割って口へ持っていく。
お風呂から上がったら、仕事帰りの陽子さんがマンションに来ていて、彼女はあたしたちへのお土産にと、店の近所で売っているプリンを買ってきてくれていた。
3人はあたしがまた眠たくなるまで、ずっとリビングにいてくれたんだ。たわいない会話で気分も楽にしてくれた。
月明かりにさえ顔を照らされたくなかったあたしは、布団にもぐって涙をこらえる。そしたら、いつの間にか寝ちゃってた。
透吾に体を揺すられ、目を覚ます。リビングへ向かったらエプロン姿のアカネさんが、テーブルまでカレーライスを運んでいた。
ゴロゴロとした大きな具。「男の料理じゃん」と呆れる透吾に、アカネさんは必死になって言い訳をしてた。そんなふたりをクスクス笑いながら、あたしは具をスプーンで割って口へ持っていく。
お風呂から上がったら、仕事帰りの陽子さんがマンションに来ていて、彼女はあたしたちへのお土産にと、店の近所で売っているプリンを買ってきてくれていた。
3人はあたしがまた眠たくなるまで、ずっとリビングにいてくれたんだ。たわいない会話で気分も楽にしてくれた。