ティアラ2
「歯磨き粉……歯磨き粉……」
陽子さんの言った通り、洗面台の前には使っていないタオルと新しい歯ブラシ、そして、いつも使わせてもらってるアカネさんのクレンジングクリームが置いてあった。
袋から出した歯ブラシを片手に、鏡の脇にある棚を覗く。
「あ、あった」
物がたくさんあるから、見つけるのも大変。ようやく探し当てた歯磨き粉を手にとり、歯を磨き始める。
「ん?」
鏡に映った自分の顔から目をはなし、ふと見つけたもの。
「……」
これ、誰のだろ?
棚のいちばん下には、ビニールのケースに入った歯磨きセット。その横にはあきらかに女モノの洗顔料や化粧水が並んでいた。
陽子さんの言った通り、洗面台の前には使っていないタオルと新しい歯ブラシ、そして、いつも使わせてもらってるアカネさんのクレンジングクリームが置いてあった。
袋から出した歯ブラシを片手に、鏡の脇にある棚を覗く。
「あ、あった」
物がたくさんあるから、見つけるのも大変。ようやく探し当てた歯磨き粉を手にとり、歯を磨き始める。
「ん?」
鏡に映った自分の顔から目をはなし、ふと見つけたもの。
「……」
これ、誰のだろ?
棚のいちばん下には、ビニールのケースに入った歯磨きセット。その横にはあきらかに女モノの洗顔料や化粧水が並んでいた。