ティアラ2
ラフな格好の透吾と、全身フリルの可愛らしいパジャマを着たアカネさん。ふたりの会話って漫才みたいだから、聞いているだけで楽しくなる。
「……ってこんな感じの音」
「やあだもうっ! やめてやめてやめてーっ!」
豚の鳴き声みたいに鼻を鳴らす透吾。アカネさんは両耳をふさいで、その音を大声でもみ消していく。
お馴染みのガラガラ声を出すアカネさんがおかしくて、あたしは陽子さんと顔を見合わせ、クスクス笑っていた。だけど……。
「そんなイビキかいてない!」
「かいてたから、こうやって真似してるんだろ」
ふたりのやりとりが1ヵ月前の自分たちにかぶっていて、思わず真顔になった。
「……ってこんな感じの音」
「やあだもうっ! やめてやめてやめてーっ!」
豚の鳴き声みたいに鼻を鳴らす透吾。アカネさんは両耳をふさいで、その音を大声でもみ消していく。
お馴染みのガラガラ声を出すアカネさんがおかしくて、あたしは陽子さんと顔を見合わせ、クスクス笑っていた。だけど……。
「そんなイビキかいてない!」
「かいてたから、こうやって真似してるんだろ」
ふたりのやりとりが1ヵ月前の自分たちにかぶっていて、思わず真顔になった。