ティアラ2
「寝てねぇよ」
素っ気なくアカネさんから離れる、透吾。
どうしたんだろう。さっきまでニコニコしてたのに、いきなり不機嫌になった。
不思議に感じ、静かに様子を伺っていると、彼はチラッとあたしを見る。
「……ふん」
「えっ?」
なんで睨んだの?
彼は鼻を鳴らして、リビングを去っていく。
「なんかしたかな、あたし……」
「ん?」
「あ……いえ、何でも」
陽子さんに笑顔を見せてから、閉まったドアに目を向けるあたしは、また彼を怒らせたんじゃないかと不安になっていた。
素っ気なくアカネさんから離れる、透吾。
どうしたんだろう。さっきまでニコニコしてたのに、いきなり不機嫌になった。
不思議に感じ、静かに様子を伺っていると、彼はチラッとあたしを見る。
「……ふん」
「えっ?」
なんで睨んだの?
彼は鼻を鳴らして、リビングを去っていく。
「なんかしたかな、あたし……」
「ん?」
「あ……いえ、何でも」
陽子さんに笑顔を見せてから、閉まったドアに目を向けるあたしは、また彼を怒らせたんじゃないかと不安になっていた。