ティアラ2
「おいで、美和」
木の棒を横にして、中心にあるアイスをかじったとき、声をかけられた。離れた場所にいたあたしを呼び、ふたりは顔を見合わせ、ニヤニヤ笑ってる。
「何?」
「美和さん、この紙……コンタクトシートっていって、仕上がりを確認するものなんです」
そばへ行くと、圭太くんが1冊のファイルを渡してくる。中を開くと……。
「わぁ……」
いままで撮った写真が、たくさん挟まれていた。ノートみたいにとじられていて、もう出来上がったのかと思ってしまった。
「どう?」
「……なんか、あたしじゃないみたい」
木の棒を横にして、中心にあるアイスをかじったとき、声をかけられた。離れた場所にいたあたしを呼び、ふたりは顔を見合わせ、ニヤニヤ笑ってる。
「何?」
「美和さん、この紙……コンタクトシートっていって、仕上がりを確認するものなんです」
そばへ行くと、圭太くんが1冊のファイルを渡してくる。中を開くと……。
「わぁ……」
いままで撮った写真が、たくさん挟まれていた。ノートみたいにとじられていて、もう出来上がったのかと思ってしまった。
「どう?」
「……なんか、あたしじゃないみたい」