ティアラ2
「じゃあ僕、いまからスマーツ出版に行ってきます」
「ああ、よろしく。俺は撮り足しの分、逢坂さんにFAXで知らせとく」
見せてくれたコンタクトシートを封筒に入れ、玄関へと向かう圭太くん。透吾はメモした紙を手に、リビングのほうへと歩いていく。
「撮り足し?」
「ん? ああ……ボツにした写真の分、また撮り足さなきゃいけないから。あ、それ……陽子らにも知らせなきゃな」
あとをついていくあたしにそう言って、透吾はテーブルに置いてある携帯電話を手に取った。
陽子さんやアカネさんにメールを打ちながら、白い紙を手にする彼。忙しそうだから話しかけるのをやめたあたしは、ブラブラと家の中を歩いた。
「ああ、よろしく。俺は撮り足しの分、逢坂さんにFAXで知らせとく」
見せてくれたコンタクトシートを封筒に入れ、玄関へと向かう圭太くん。透吾はメモした紙を手に、リビングのほうへと歩いていく。
「撮り足し?」
「ん? ああ……ボツにした写真の分、また撮り足さなきゃいけないから。あ、それ……陽子らにも知らせなきゃな」
あとをついていくあたしにそう言って、透吾はテーブルに置いてある携帯電話を手に取った。
陽子さんやアカネさんにメールを打ちながら、白い紙を手にする彼。忙しそうだから話しかけるのをやめたあたしは、ブラブラと家の中を歩いた。