ティアラ2
「…………」
廊下を歩いて数秒後、ふと目に止まったのはドアが半開きになった部屋だった。
「透吾の部屋か」
一度も入ったことがないから、リビングにいる彼を気にしながら、こっそり覗いてみる。
予想通り、中はすっきりとしていて、家具もモノトーンで揃えられている。リビングと似た空間だった。
そうっと入ってみた。
見つかったら怒られちゃうかもしれないから、こっそりと足音を立てずに。
「へぇ……」
棚にはたくさんの本。種類は写真集やカメラの専門誌だけじゃなく、経済学の本まであって、意外な一面を見た気がする。
壁にかけてあるボードには、風景写真のポストカードや写真が張り付けてある。写真には、端にマジックで日付が書いてあって、これらは透吾が撮ったものかなって思った。
廊下を歩いて数秒後、ふと目に止まったのはドアが半開きになった部屋だった。
「透吾の部屋か」
一度も入ったことがないから、リビングにいる彼を気にしながら、こっそり覗いてみる。
予想通り、中はすっきりとしていて、家具もモノトーンで揃えられている。リビングと似た空間だった。
そうっと入ってみた。
見つかったら怒られちゃうかもしれないから、こっそりと足音を立てずに。
「へぇ……」
棚にはたくさんの本。種類は写真集やカメラの専門誌だけじゃなく、経済学の本まであって、意外な一面を見た気がする。
壁にかけてあるボードには、風景写真のポストカードや写真が張り付けてある。写真には、端にマジックで日付が書いてあって、これらは透吾が撮ったものかなって思った。