ティアラ2
あ、でも嫌がらせはモデルになる前からだし……って、透吾が交渉しにきていたのは去年からだ。じゃあ、最初から?
「どうかしたのか? 顔色が悪いぞ」
「ちょっと静かにして」
横から話しかけられイラッとしたあたしは、冷たい言葉で彼を黙らせる。
はっきりさせなきゃ気持ち悪い。こんなの偶然じゃないよ、絶対に……。
「あっ」
思い出したのは、最後に会った日の彼女の言葉。
“あんたに何がわかるっていうの!? 何もしてなくても選ばれるあんたに、何がわかるっていうのよ!?”
感情的になった彼女は、物凄い剣幕でそう怒鳴っていた。あのとき、あたしは「選ばれる」という言葉が理解できなくて、一瞬だけ「なんの話?」と考えはいたの。
でも、すぐに解釈した。「きっと聖葉で3冠を穫ったことや、篤紀の彼女になれたことに対しての言葉だろう」と。
「どうかしたのか? 顔色が悪いぞ」
「ちょっと静かにして」
横から話しかけられイラッとしたあたしは、冷たい言葉で彼を黙らせる。
はっきりさせなきゃ気持ち悪い。こんなの偶然じゃないよ、絶対に……。
「あっ」
思い出したのは、最後に会った日の彼女の言葉。
“あんたに何がわかるっていうの!? 何もしてなくても選ばれるあんたに、何がわかるっていうのよ!?”
感情的になった彼女は、物凄い剣幕でそう怒鳴っていた。あのとき、あたしは「選ばれる」という言葉が理解できなくて、一瞬だけ「なんの話?」と考えはいたの。
でも、すぐに解釈した。「きっと聖葉で3冠を穫ったことや、篤紀の彼女になれたことに対しての言葉だろう」と。