ティアラ2
ほら、また始まった。最近はこれで喧嘩ばっかり。
こうなるのが嫌で、さっさとできるようになりたいから、今日も「しよっか」って言ったんだよ。
……篤紀のことは大好きだし、ひとつになりたいって気持ちもちゃんとあるから。
でも、身が引きちぎれるくらいの傷みが襲ってきて、我慢すれば冷や汗も出るし、自分が自分でなくなる気がして怖い。
「……痛すぎて、口からポロッと出た言葉でしょ」
「下手くその次は、くそったれですか」
「もう! この前のことまで持ち出さないでよ!」
ほんっと執念深い男。あーあ、もう帰ろっかな。
こうなるのが嫌で、さっさとできるようになりたいから、今日も「しよっか」って言ったんだよ。
……篤紀のことは大好きだし、ひとつになりたいって気持ちもちゃんとあるから。
でも、身が引きちぎれるくらいの傷みが襲ってきて、我慢すれば冷や汗も出るし、自分が自分でなくなる気がして怖い。
「……痛すぎて、口からポロッと出た言葉でしょ」
「下手くその次は、くそったれですか」
「もう! この前のことまで持ち出さないでよ!」
ほんっと執念深い男。あーあ、もう帰ろっかな。