ティアラ2
「はぁぁぁあっ!? 迷子ぉ!?」
「いや、ちょっとね……この地図がややこしくって」
レンタカーを借りたとき「道案内は任せて」と張り切っていた直子は、運転手の太一とふたりで迷ったことを隠していた。
「だってぇ……暑い暑いって苛立ってるから、言い出せなくて」
呆れるあたしに、手を合わせて謝る直子。
隣で篤紀は、直子から渡された地図を見ながら、いまの場所を探してる。
「うるせーな。運転してもらってる立場でギャーギャー騒ぐなっつーの」
車を止めた太一も、篤紀と一緒になって地図を見始めた。
「……チッ」
「あ! お前いま舌打ちしたろー!?」
「したわよ! なんか文句ある!?」
「お前なぁ……久しぶりに会ったってのに、それはねーだろ!!」
「何よ、そんなに嬉しいの!? じゃあ、もっとしてあげる!! チッチッチッ」
「いや、ちょっとね……この地図がややこしくって」
レンタカーを借りたとき「道案内は任せて」と張り切っていた直子は、運転手の太一とふたりで迷ったことを隠していた。
「だってぇ……暑い暑いって苛立ってるから、言い出せなくて」
呆れるあたしに、手を合わせて謝る直子。
隣で篤紀は、直子から渡された地図を見ながら、いまの場所を探してる。
「うるせーな。運転してもらってる立場でギャーギャー騒ぐなっつーの」
車を止めた太一も、篤紀と一緒になって地図を見始めた。
「……チッ」
「あ! お前いま舌打ちしたろー!?」
「したわよ! なんか文句ある!?」
「お前なぁ……久しぶりに会ったってのに、それはねーだろ!!」
「何よ、そんなに嬉しいの!? じゃあ、もっとしてあげる!! チッチッチッ」