ティアラ2
止めに入る直子も無視して、小競り合いを続けるあたしと太一。そのそばで、篤紀は……。
「ダメだ、わかんねぇ」
地図をパタンと閉じて、ため息をついている。
数分後……。
「じゃあ、ちょっと聞いてくるね」
「はーい。いってらっしゃーい」
1軒のガソリンスタンドに寄った、あたしたち。太一と直子は車をおりて、中にいる店員さんに道を訊ねに行く。
「あー……」
両腕を伸ばす篤紀。
直子たちに手をふっていたあたしは、持っていた帽子で彼の顔をパタパタ仰いだ。
「それにしても、女って怖ぇよな」
突然、篤紀は思い出したかのように話し出す。「何が?」と首を傾げたら彼は「んー?」とつぶやいて、あたしの手から帽子を奪った。
「ダメだ、わかんねぇ」
地図をパタンと閉じて、ため息をついている。
数分後……。
「じゃあ、ちょっと聞いてくるね」
「はーい。いってらっしゃーい」
1軒のガソリンスタンドに寄った、あたしたち。太一と直子は車をおりて、中にいる店員さんに道を訊ねに行く。
「あー……」
両腕を伸ばす篤紀。
直子たちに手をふっていたあたしは、持っていた帽子で彼の顔をパタパタ仰いだ。
「それにしても、女って怖ぇよな」
突然、篤紀は思い出したかのように話し出す。「何が?」と首を傾げたら彼は「んー?」とつぶやいて、あたしの手から帽子を奪った。