fragrance
出会い



寒い冬の夕方ある宴会のコンパニオンとして呼ばれた

そこで初めてあなたと 出会った



テーブルに置いてあるビンビールを1人1人 注いでまわりながら
ちょこちょこいつもやっているように話をしていた


「君この仕事以外に何かしてるの?」


ちょっと怖そうなガッチリしたお兄さんに 話し掛けられた

「はい
バタフライというキャバで働いてます」

恐る恐る答えると ニコッと優しく笑って


「あぁ…あそこか
俺の後輩が近くで居酒屋やってんだよ」


と低く落ち着いた声で話す


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