ｆｕｌｌ ｍｏｏｎ

「ユウってば！」


「えっ？あーごめん。なになに？」


「もー！さっきからずっと呼んでるのに携帯見てばっかりなんだもん。」


「ごめんミカ。なになにちゃんと聞くから。」


「だからね……」



ミカの話しを聞きながらも意識は携帯に向いていた。


ショウから会いたいと誘いのメールが来ていた。


少ししてリョウ君とユウキがミカの家に顔を出した。


みんなで騒いでいると携帯が鳴った。



着信音が部屋に鳴り響く。


音をさえぎるように電話を切った。