full moon
だから私が折れる訳にはいかないよ。





ユウキには可哀想なんて似合わない。




誰よりも可愛い笑顔を持っているあなただから。





「帰るね。」





ユウキはもう何も言わず、私を目で追うだけだった。





静かに部屋を出た。



< 211 / 240 >

この作品をシェア

pagetop