彼女ノ写真
「さ!それはそうと、早く片付けるわよ~これ!サクラの働きで、あとはテーブルだけになりました!さぁ~手伝いなさい、少年!」



「それはそうとって───かなりブルーなんですけど、僕」



「何?ナグサめて欲しいの?それとも、ケナして欲しいの?

少年、あんたホントにバカなんじゃないの?

シキみたいに分かり易い子、イジめた挙句、自分の処理も出来ないなんてさ!」




矢継ぎ早に、そして的確に、マキ先輩の言葉は僕を責め立てる。痛めつける。でも、凄く正しい気がする。




「───すみません、、、」




僕が泣き出すとでも思ったのだろうか。マキ先輩が、少し慌てた様な気がした。




僕は涙もろいさ。でも、涙を見せる人は選ぶ。





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