彼女ノ写真
8-AAAA
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マキ先輩と二人、一人でも持てる折りたたみテーブルを先輩に導かれるように運んでいると、ふと気になる事があった。
「あの、先輩。何処に片付けるんですか、これ?」
「田中さんには、話を通してあるから大丈夫よ!」
「用務員さんに話とは、、、?」
「用務員室の裏手に用具入れあるでしょ?あそこ、農具とか石灰とか、何か色んな物が入ってるのよ。
そこにね、田中さんのご好意で、スペース作ってもらったの。ま、言い方を間違えれば、焼き芋で買収したんだけど」
は?何を言ってんだ、この人、、、いや、いーんだ。だって、この人だし。
「ってか、そんな事、バラさないで下さいよ!僕も共犯じゃないですか?!」
「あははははは~君も今日から、前科持ちだーっ!って、学校限定だけどね。あ、前科を持つのは、学校限定にしとけよ?あははははっ!」
ホント、何だかな~この人は。思わず、笑みが零れる。
サビ付いて、泥まみれになった心が、強制的に磨かれ、洗われ、痛々しいくらいに復元されて行く。
この人間性には、今の僕がどう頑張ったって、勝てる気がしない。そう、マキ先輩に抱く尊敬の念は、畏怖にも近い。
マキ先輩と二人、一人でも持てる折りたたみテーブルを先輩に導かれるように運んでいると、ふと気になる事があった。
「あの、先輩。何処に片付けるんですか、これ?」
「田中さんには、話を通してあるから大丈夫よ!」
「用務員さんに話とは、、、?」
「用務員室の裏手に用具入れあるでしょ?あそこ、農具とか石灰とか、何か色んな物が入ってるのよ。
そこにね、田中さんのご好意で、スペース作ってもらったの。ま、言い方を間違えれば、焼き芋で買収したんだけど」
は?何を言ってんだ、この人、、、いや、いーんだ。だって、この人だし。
「ってか、そんな事、バラさないで下さいよ!僕も共犯じゃないですか?!」
「あははははは~君も今日から、前科持ちだーっ!って、学校限定だけどね。あ、前科を持つのは、学校限定にしとけよ?あははははっ!」
ホント、何だかな~この人は。思わず、笑みが零れる。
サビ付いて、泥まみれになった心が、強制的に磨かれ、洗われ、痛々しいくらいに復元されて行く。
この人間性には、今の僕がどう頑張ったって、勝てる気がしない。そう、マキ先輩に抱く尊敬の念は、畏怖にも近い。