彼女ノ写真
「あの~マキ先輩、僕にも教えて頂けないでしょうか?」



「少年、君が女の子の秘密を知るのは、まだまだ早いわよ。出直しといで」



「そ、そんな~っ!」




無念なりっ!!───あと二分早く、遊びに来ていれば聞けたのに。




あの、サイオンジ先輩の新しい伝説だぞ?!───マジで聞きたかった。




きっと、とんでもない話に違いないのに───。




そんな事を地味~に悔しがっていると、いつの間にか隣にいたシキちゃんが、微笑を浮かべながら僕の肩に手を乗せて、こう言った。





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