彼女ノ写真

決して大声で話せる内容じゃないのに、自然と声が大きくなり、バカみたいに笑い合って、結局は、自分達が如何にガキであるかを周囲に、サラけ出している訳なんだけど、まー仕方ない。




無意識に楽しいのだ。無意味に楽しいのだ。




僕らはただ、今が楽しいのだ。楽しいと言う事が支配する、この瞬間が好きなのだ。




いや───この場合僕らは、このやっかいな楽しいと言う病に、支配されているのかもしれない。




とは言え、ここ二日の僕の心情は、その支配を完全には受け入れずにいた。