隣のあいつ~番外編~
「廉ちゃん、追いかけなよ。」

「今のは、廉が悪いよ。」

と、俺は言われ坂本を追いかけた。

しばらくするとインコを抱えてさっきより、泣いている坂本。

「おい!!」

俺は坂本に向かって言う。

坂本はこっちを見た。

「廉太郎は本当に、冷たいね?あたしね・・・、生き物が目の前にいることがすごく当たり前で・・・動いてないとかありえないし・・・。もう、どうにもならないのに・・・。ただね、面倒とか・・・そう言ってほしくなかったの・・・。ごめんね・・泣いたりして・・・。」

坂本は、必死で涙を拭う。


「泣くんじゃねぇ。行くぞ。」

俺は坂本を連れていった。

インコを埋め、俺らは下校した。

< 25 / 36 >

この作品をシェア

pagetop