海の乙女
第二章 サプライズ
ライトたちの仲間になってから早3日。
今日の天気は晴天
海は穏やか
船内は…なんだか皆落ち着きがない様子です。
「おはよう、フレッド。」
「あ、お、オッス、リリィ」
「みんなどうしたの?なんだか落ち着かないみたいだけど…。」
「そ、そうっすか?俺はいつも通りだと思うっすけど?」
と言いながらも明後日の方を見ている。
「…何か隠してるよね??」
「そ、そ、そ、そんなことないっすよ!」
「……あやしい」
「あ、いや、その…」
疑惑の目を向けるとフレッドはますますオロオロし始めた。
絶対なにか隠してる!!
確信したあたしはフレッドを問い詰めようとすると…
「なーに話してんの?」
「あ、ロビン。」
ロビンが日課の朝である紅茶を飲みながらやってきた。
フレッドは安堵のため息をはいて「た、助かった…。」とつぶやいていたが、あたしはそれには気づかなかった。